憂鬱な朝

朝は多分、ほぼ365日憂鬱だ。
夢から覚めたくない、ずっと眠っていたい。どうせ寝る時に
「今日も何も出来なかった」
と落胆しながら寝る事になるのだから。

朝は苦手で、毎日ギリギリの時間に起きられるかどうかといったところ。
「今日も駄目か」
という嘆きで一日が始まる。
目が覚めて、ギリギリの時間の時計を見て。で、早く起きろよと壁をノックする音が聞こえるのだ。ガッカリ感5割増。
「私はきちんと人を起こす立場になれるのか?(朝、人を起こすのは女の役目である。役目なのである。出来ない女は女ではないのである。少なくとも私が今まで生きてきた世界では)」
と、将来に一抹の不安を抱えながら、どんよりした気分で洋服を引っ掛けて(代わり映えしなくてガッカリだけど、もうどうでもいい)
ザッと顔にファンデ塗ったくって(仮面被らなきゃ外に出られない)
ご飯も食べずに(朝は食べないと気力が出ないタイプ)
外に駆け出す。

あー今日も駄目だ
失敗ばかりして落ち込むんだ
お前はどうせ駄目な奴だよ
しねばいいのに

こういう声がACのCMレベルでしつこくリフレインする。
かき消すように耳をイヤホンで塞いで、音楽を流し込むのだ。これでなんとか楽になる。

こんな生活があと数十年毎日続くのだって考えたらお先真っ暗だ。
朝は怒られてる記憶とこんな風にもやもやしている記憶で埋め尽くされてて、眠れない位楽しみにしてた朝の記憶が見つけられない。朝なんか嫌いだ。

こんなんじゃ、そりゃあ何もかもうまく行く訳ないよなあと。
私の特技は自分に呪いをかける事で、もう物心ついた頃から少しずつかけて来たこの呪いで、今がんじがらめだ。

どうすれば呪いが解けるかを考えられるのは、こう、今みたく音楽を摂取している間位かなあとも思う。